2023年5月期第3四半期決算説明会資料 (HTML)(2022.5.16-2023.5.15)

2023年3月23日

この資料に掲載しております当社の計画および業績の見通し・戦略などは発表日時点において把握できる情報から得られた当社の経営者の判断に基づいています。あくまでも将来の予測であり、市場における価格競争の激化・事業環境を取り巻く経済動向の変動・資本市場における相場の大幅な変動・上記以外の様々な不確定要素などの様々なリスクや不確定要素により、実際の業績と大きく異なる可能性がございますことを、予めご承知おきくださいますようお願い申し上げます。

Index

◼ 2023年5月期第3四半期業績概要 ◼ 中期経営計画と当期の取り組み

※本資料中では以下の略称を使用する場合があります。
福太郎=くすりの福太郎 TGN=ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本 レデイ=レデイ薬局
B&D=ビー・アンド・ディー イレブン=ドラッグイレブン TGMD=ツルハグループマーチャンダイジング

2023年5月期 第3四半期業績概要

決算ハイライト

増収増益を維持

2023年5月期第3四半期 実績

売上高 7,314億円
(前年比+5.7%)

営業利益高 377億円
(前年比+10.8%)

事業概況
  • 既存店売上前年比は回復傾向
  • 医薬品販売増加などで粗利率0.5ポイント改善
  • 人件費は抑制したが水道光熱費の高騰により販管費率は0.2ポイント上昇

2023年5月期 第3四半期業績(前年比)

(百万円 / %)

売上高
  • 既存店(13か月経過店)
    前年比実績+1.6%
  • 新規出店111店が寄与
売上総利益
  • 医薬品の販売増、雑貨の粗利率改善等により売上総利益率は前年比+0.5%
販管費
  • 人件費は抑制できたが、水道光熱費等の増加により販管費率は前年比+0.2%

連結業績(四半期推移)

当期(百万円 / %)

FY 5/23 (million yen / %)

前期(百万円 / %)

FY 5/22 (million yen / %)

販売費・一般管理費(前年対比)

(百万円 / %)

人件費
  • 生産性向上、人件費コントロールにより売上比は前年同期より△0.2%
その他経費
  • 水道光熱費(電気料)
    前年同期比+37億円
  • 出店により減価償却費
    前年同期比+13億円

会社別実績

当期3Q累計実績

売上高前年比推移(13か月経過店舗)

会社別 出店・閉店・売上・営業利益状況

店舗数

  • 既存店の改装 144店舗

既存店売上高・営業利益率

地域別 出店・閉店・売上・営業利益状況

店舗数

既存店売上高・営業利益率

商品群別実績(当期累計)

当期3Q累計実績 (百万円 / %)

医薬品
  • 【調剤】
    薬局数増により処方箋枚数増加
    薬価改定、診療報酬改定より粗利率低下
    【OTC】
    検査キット・風邪薬販売増、粗利改善
化粧品
  • 人流の回復進むが微増にとどまる
日用雑貨
  • PB商品の拡大・コロナ関連商品の特需により粗利改善
食品
  • 酒類、日配、生鮮食品等が売上増
その他
  • マスク等の粗利改善

調剤部門実績

当期3Q累計実績 (百万円 / %)

  • 調剤新規開局 72店舗

会社別 調剤店舗数

PB商品実績

当期3Q累計実績(POS実績) (百万円 / %)

日用雑貨の好調などで
売上高は2桁成長
  • 全PB売上構成比9.7%
  • 粗利率43.2%
    (前年同期比△0.1ポイント)
くらしリズムシリーズ
売上拡大継続
  • 日用品・ヘルスケアを中心に13SKU増加
  • 専売品・企業限定品の改廃を継続
  • 粗利率49.0%
    (前年同期比+1.6ポイント)

中期経営計画と当期の取り組み

2023年5月期 通期計画

通期 (百万円 / %)

新中期経営計画における重点戦略

店舗戦略
  • 2025年5月期 グループ全体で2,750店舗
  • 出店済み地域(40都道府県)の更なるドミナント強化及び調剤併設店舗出店
  • 出店速度を抑制、精度を高め出店する
    既存店の収益力改善を図る
調剤戦略
  • 現在の調剤売上高約1,000億円を2025年5月期に1,400億円へ
  • 店舗併設を中心とした出店を強化し、現在の店舗数760店を1,170店へと計画
  • 予想される改定に対しては、薬局機能向上による各種加算と応需枚数アップにより対応
PB戦略
  • 2025年5月期 PB商品売上構成比12%
  • シリーズラインナップ強化
  • 大手メーカーとの共同商品開発推進(ダブルチョップ※1)
DX戦略
  • 各部門社内システムの刷新による、次世代基盤の構築
    デジタルマーケティングの深耕による顧客エンゲージメントの強化
    EC、調剤オンラインなどのライフスタイル・社会変化への素早いキャッチアップ
財務戦略
  • 成長投資を継続しつつ、収益性及び資本効率の改善を図る
    2025年5月期営業利益率5% ROE10%、
    2029年5月期営業利益率6% ROE12%を目指す
  • 株主還元は、2023年5月期~2025年5月期
    配当性向50%~70%を目途に実施

※1 ・・・ 大手メーカーと共同で開発するストアブランド商品

重点戦略と当期の取り組み

店舗戦略
  • 2025年5月期 グループ全体で2,750店舗
  • 出店済み地域(40都道府県)の更なるドミナント強化及び調剤併設店舗出店
  • 出店速度を抑制、出店精度を高め既存店の収益力改善を図る

地域別出店計画

※7月1日事業譲受

会社別出店計画

※7月1日事業譲受
調剤戦略
  • 現在の調剤売上高約1,000億円を2025年5月期に1,400億円へ
  • 店舗併設を中心とした出店を強化し、現在の店舗数760店を1,170店へと計画
  • 予想される改定に対しては、薬局機能向上による各種加算と応需枚数アップにより対応
電子処方箋への対応
  • オンライン資格確認システムの導入
     ⇒全店舗導入済み
  • モデル地区一部店舗で運用開始
     (山形県・広島県 7店舗)
処方箋送信・予約サービス拡充
  • 利便性の向上、処方箋枚数の確保
    • 自社アプリ経由でのアクセス
    • 店頭処方箋受付機 等
    •   
PB戦略
  • 2025年5月期 PB商品売上構成比12%
  • シリーズラインナップ強化
  • 大手メーカーとの共同商品開発推進
売上構成比は順調に推移
  • 新型コロナを取り巻く環境の変化
    • マスクなどのコロナ関連商材好調
    • 自宅療養者の増加などに伴いかぜ薬などの需要が拡大
  • 1品当たり売上の拡大
    • NB商品の値上げ傾向の継続を背景に既存商品の販売が好調
DX戦略
  • 各部門社内システムの刷新による、次世代基盤の構築
    デジタルマーケティングの深耕による顧客エンゲージメントの強化
    EC、調剤オンラインなどのライフスタイル・社会変化への素早いキャッチアップ
アプリを通じた顧客接点拡大
  • アプリ会員の構成比拡大
自社キャッシュレス決済導入
  • 来期のサービス開始に向けて調整中
CDP(顧客データプラットフォーム)を活用した販促・広告施策
  • アプリ販促施策の実施とシナリオ蓄積
  • MAツール導入へ向けた準備
    • マーケティングの自動化・効率化
  • リテールメディア戦略の推進

サステナブル経営

大規模災害時を想定した流通・物流網構築への実証実験

  • 太平洋側での災害時における関東・東北地方への共同配送
  • 電子タグを活用した輸送状況の可視化
人的資本経営
  • 人材育成・社内環境整備方針等を企業価値向上への指針として再定義
  • 有価証券報告書、統合報告書(※)等での開示に向けた準備
    (※ 2023年夏発行予定)