2023年9月23日 第15回ツルハグループ学術発表大会
2023年9月23日 第15回ツルハグループ学術発表大会 ※ログイン認証あり※
2009年に始まったツルハグループ学術発表大会は、2023年に第15回という節目の大会を迎えました。これまで、第13回と第14回はオンラインで開催されましたが、今回はアスティ45(北海道札幌市)で、現地とオンラインを合わせたハイブリット形式で行われました。当日は現地参加者が約70名、オンラインでは全国の約240拠点で社内の薬剤師が視聴しました。
この大会では、予選会である調査研究セミナーの全45演題の中から選ばれた発表を中心に、17演題の発表が行われました。発表では、特定の疾患に対する薬学的なケアの検討や、文書や副作用のモニタリングを通した病院との連携のほか、女性の健康問題への薬剤師介入の必要性を検討するため、女性の健康相談窓口の設置を試みた事例など、多岐にわたる研究成果が報告されました。
さらに、今大会では「保険薬局におけるユニバーサルデザイン※1の認知度および整備実態に関する調査」に関する報告が行われました。今後は認知度があまり高くない層への方策と共に、ユニバーサルデザインを考慮した店舗づくりや情報発信体制の構築についても検討が必要であることが示されました。
参考: 「ユニバーサルデザイン - Wikipedia」
全ての演題が終了した後、8名の外部審査員による厳正な審査を経て表彰が行われました。また、ハイブリット形式のメリットを活かし、Web上で参加するツルハグループの新人薬剤師の投票により選ばれる「新人薬剤師オーディエンス賞」を選出しました。さらに、ツルハホールディングスの経営理念「お客様の生活に豊かさと余裕を提供する」に基づき、理念に最も沿った演題を「ツルハHD社長特別賞」として表彰しました。
審査委員として参加してくださった大学の先生方からは、
『多岐に渡るテーマだったが、一つ一つが間接的であっても直接的であっても患者様に届くようなものだった。』
『薬剤師の職能拡大に繋がるような発表が多くあり、今回の発表を継続してより高いレベルにしてほしい。』
といった講評をいただきました。
審査委員の先生方から頂いた質疑やご意見等を踏まえた上で、まずは外部の学会での発表を行っていきます。
ツルハグループでは今後も引き続き、薬剤師の質の向上を目指し、日々、患者様や地域の方々ひとりひとりと丁寧に向き合える薬局を目指して尽力していきます。
最優秀発表賞:1名
「保険薬局におけるユニバーサルデザインの認知度および整備実態に関する調査」
ツルハHD社長特別賞:1名
「女性の健康相談窓口の需要と薬剤師介入の必要性」
優秀発表賞:3名
「糖尿病患者における服薬指導の重要性~MAEDA METHOD の構築~」
「糖尿病患者におけるインスリン製剤補助具の活用と薬剤師による介入効果の検討」
「女性の健康相談窓口の需要と薬剤師介入の必要性」
新人薬剤師オーディエンス賞:1名
「調剤薬局でできる感染対策」